あなたがコップ1杯の水を床にこぼしたとします。
水を拭きたいので、子どもに「タオル持ってきて」とだけ伝えました。
さて、子どもが持ってくるタオルの大きさはどれくらいでしょうか?
フェイスタオルかハンドタオルくらいでしょうか。
でも、バスタオルを持ってくることもあり得ます。
「いやいや、状況みたら分かるでしょう」
と、思われるかもしれませんが、
子どもは言われたことをそのまま行動しただけ。
何も間違ってはない。
バスタオルもフェイスタオルもハンドタオルも、タオルには変わりないから。
今回の例だったら、「フェイスタオルを持ってきて」など、
誰が聞いても分かる言葉を使うと分かりやすいですね。
フェイスタオルが何か分かってない場合は、
「お風呂から出たら体を拭くタオルを持ってきて」など、
その子どもが実際にしている行動から分かる言葉で伝えてください。
雰囲気を察することが苦手だったり、
行間を読むのが苦手な子どもは、言われたとおりのことをします。
「なんで言われたことをしないんだろう?」と思った時は、
子どもに言った文章を振り返ってみると、気づくことがあるかもしれませんよ。